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イベントレポート:MinaCare Academic Session ~食・女性・メディア。正しく知って、保健事業の質を高めるために~ を開催しました


6月19日(火)、ミナケアのお客さまをお招きして、MinaCare Academic Sessionを実施しました。今回のテーマは「食・女性・メディア。正しく知って、保健事業の質を高めるために」。

「食・女性・メディア」の3つのテーマについて、第一人者の先生方からご講演いただくとともに、ディスカッションタイムでは代表の山本も参加し、保健事業の質を高めるために日々尽力されている会場のみなさまと議論を深めていきました。

 

MinaCare Academic Session

~食・女性・メディア。正しく知って、保健事業の質を高めるために~

講師:

津川友介先生 UCLA助教(医療政策学者、医師)

朽木誠一郎先生 医療記者

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士

 

エビデンスに基づく「食」

最初のセッションは「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」と題して、津川友介先生(UCLA助教(医療政策学者、医師)・ ミナケア学術アドバイザー)の講演からスタートしました。

津川先生は、講演タイトルと同名の著書がAmazonの健康法カテゴリでベストセラーになるなど、その活動に注目が集まっています。

講演では「果汁100%のフルーツジュースは健康に良い?」「.ステーキは太らない?」といった、私たちが日ごろの生活の中で疑問に感じる健康に関するトピックスについて、エビデンス(科学的根拠)を基に解説をいただきました。

また、エビデンスにも確からしさによって階層があることや「良い炭水化物と悪い炭水化物の違い」「食事内容の変化と体重変化の関係」など、保健事業に関わるみなさまにとって興味深い内容について、ご紹介いただきました。

あふれる健康情報に騙されない「メディア」

続いては「炎上事例から学ぶ、医療についてのウソや不正確な情報の見分け方」と題して、朽木誠一郎先生(医療記者)の講演が行われました。

SNSやブログが普及し、一般の人でも気軽に情報発信ができるようになり、多くのメディアから日々健康情報が発信される今、それらの健康情報をどのように見分けて正しい情報にたどり着くかは重要なテーマの一つです。

今回の講演では実際に起きた炎上事例を交え、正しい情報を見分ける際の具体的なチェックポイントについてご紹介いただきました。

産婦人科医が教える「女性の健康」

講演の最後は、テレビなどのメディアでも幅広く活躍されている宋美玄先生(産婦人科医、医学博士)から、「少子化時代の月経・女性ホルモンとの付き合い方」についてお話いただきました。

女性の活躍は企業にとって重要な課題ですが、そのために保険者が取組めることは多くないのが現状です。講演では、月経やPMS(月経前症候群)が業務の生産性にも影響を与えていること、婦人科系の疾患が与えている経済損失などのデータが紹介され、企業と保険者が女性の健康に取組む意義が改めて示された形となりました。

後半では、低用量ピルの取り入れ方など、女性が月経と上手に付き合うための正しい情報について実践的な内容を交えてご紹介いただきました。

講演後は、ディスカッションタイムとして代表の山本を交えて、会場のみなさま、講師の先生方同士での意見交換が行われました。

講演のテーマに関連して、エビデンスに基づく正しい医療情報にたどり着くにはどうしたら良いか、普段の生活の中で「エビデンスに基づく食」はどの程度実践すれば良いのか、低用量ピルの取り入れ方などについて議論が展開されました。

また、プログラムの最後には、弊社が開発中の「E-ラーニングプログラム~エビデンスに基づくポピュレーションアプローチを効率的に実現~」についてご紹介をさせていただき、閉会となりました。

今後も弊社は、企業や保険者のみなさまがエビデンスに基づいた正しい情報を、効率的に社員や加入者の方々に届けるお手伝いを推進してまいります。

会場にお越しいただいたみなさま、講師のみなさま、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

講師プロフィール:

津川友介先生 UCLA助教(医療政策学者、医師)、ミナケア学術アドバイザー

聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード公衆衛生大学院研究員を経て現職。ハーバード大学で医療政策学のPh.D.取得。専門は医療政策学、医療経済学。共著書に「原因と結果の経済学」(ダイヤモンド社)、著書に「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」(東洋経済新報社)がある。

朽木誠一郎先生 医療記者

大学在学中にフリーライターとして活動を開始。卒業後はメディア運営会社に入社、Web編集者として勤務する。オウンドメディアの編集長を経て、フリーに。ノオトの記者・編集者を経て、現在はBuzzFeedJapan 編集部に所属。単著『健康を食い物にするメディアたち』発売中。

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士

2001年、大阪大学医学部卒。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院(胎児超音波部門)留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。主な著書に、「産科女医からの大切なお願い 妊娠・出産の心得11カ条」(無双舎)、「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)など。

 

この取り組みに関するお問い合わせはこちらから

担当:株式会社ミナケア 事業開発部

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