品川女子学院中等部×ミナケア 「お父さん・お母さんステキ化計画」授業レポート
2018年4月から約1年間の長期プロジェクトとして、品川女子学院中等部の総合学習の授業をミナケアが担当させていただいています。
プロジェクト名は「お父さん・お母さんステキ化計画」。このステキ化計画では、「家庭内保健事業」をテーマとし、娘が家庭内で父母に働きかけて生活習慣病を防ぐことに中学3年生がチャレンジします。
第2回の授業では、各生徒が春休みに両親を観察して記入した「親の生活習慣」の集計方法を学び、集計結果から課題をまとめるステップを理解しました。
後半ではグループに分かれ、課題を解決するためのコミュニケーションを、シナリオ形式で考えるワークショップを行いました。
コミュニケーションのゴールは相手に何かを「言うこと」ではなく、相手を「動かすこと」。シナリオを考える上で、考慮してほしいこととして講師は以下の3つを提示しました。
・否定しない
・ポジティブワードを使う
・良いイメージを持たせる
生徒はこれらのポイントをふまえ、普段のお父さん・お母さんとの会話の中で「どう伝えれば相手を動かすことができるか?」を具体的なシナリオに書き起こしました。
相手を否定せず「もっとこうしたら良いと思う」という代案を上手に提示するシナリオ、「相手に興味がある」ことを織り交ぜたシナリオ、絶妙なほめ言葉をちりばめたシナリオなど、個性豊かなシナリオがいくつもできあがりました。
第3回の授業では、講師がシナリオをレビューし、優秀シナリオ賞を選定。全員の前で発表をしてもらうと生徒たちも大盛り上がり。温かく、のびのびとした校風が垣間見えた瞬間でした。
今後の授業では、考えたシナリオをもとに会話をして、お父さん・お母さんをステキ化するためのツールを作成する予定です。
ミナケアは、生活習慣と病気の関係や社会保険の仕組みを、社会に出る前に学んでおくべき重要な基礎知識ととらえ、今後も教育活動に力をいれると共に、有効な保健事業のありかたを探ってまいります。
次回レポートもお楽しみに!
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担当:株式会社ミナケア 事業開発部