品川女子学院中等部×ミナケア 「お父さん・お母さんステキ化計画」LINEスタンプ公開
2018年4月から約1年間の長期プロジェクトとして、品川女子学院中等部の総合学習の授業をミナケアが担当させていただいています。
プロジェクト名は「お父さん・お母さんステキ化計画」。このステキ化計画では、「家庭内保健事業」をテーマとし、娘が家庭内で父母に働きかけて生活習慣病を防ぐことに中学3年生がチャレンジします。
今回、お父さん・お母さんをステキ化するためのツールとして選んだのは生徒たちが普段からコミュニケーションに使用している「LINEスタンプ」。
ミナケアと生徒が協力し、品川女子学院のオリジナルLINEスタンプを約3か月かけて作り上げ、LINEストアで公開しました。
生徒たちは夏休みの期間中、自分たちが作成したLINEスタンプを使い、お父さん・お母さんをステキ化するためのコミュニケーションを実践、その結果を検証します。
LINEスタンプ完成までの生徒たちとのプロジェクトの様子をご紹介します。
LINEスタンプ完成までのプロジェクトの様子
作成に向けた準備
スタンプを作り始める前に、第2回・3回の授業では、相手を動かすためのコミュニケーションをする上で重要なポイントを学びました。
そして、それらのポイントを考慮したコミュニケーションのシナリオを作成するワークショップをグループごとに実施。普段のお父さん・お母さんとのコミュニケーションを思い返しながら、思い思いの個性的なシナリオが出来上がりました。
LINEスタンプ原案作成
続いて、生徒たちにはグループごとにシナリオに基づいてLINEスタンプの原案を考えてもらいました。
あるクラスでは、LINEスタンプを使う場面を想定し、ストーリー仕立てでスタンプのイメージを膨らませていきます。
「体のために運動したほうがいいとわかっているけど、なかなか続かないお母さん」に対して「がんばって!」と励ましの場面で使うスタンプ。
「ついついお酒を飲みすぎてしまうお父さん」に「ビールは1本までだよ」とたしなめるスタンプ。
普段の生活でも使っているLINEスタンプというコミュニケーションツールをイメージすることで、生徒たちの「相手を動かすコミュニケーション」のイメージも具体的なものになったようです。
一次選考
生徒たちが作ったおよそ300のLINEスタンプ案はミナケアで一次選定。ユニークなスタンプの中から、プロジェクトの目的に合っているか、スタンプとして使いやすいか等を基準に42個のスタンプを選びました。そして、生徒たちの手描きデザインをもとにしたイラストを、プロのイラストレーターが作成しました。
LINEスタンプ総選挙
第4回の授業では、生徒たちの手描きデザインをもとにミナケアが作成したLINEスタンプを紹介。全員が講堂に集まって「LINEスタンプ総選挙」を行いました。
選定の際には、どんな場面で使えそうか?なぜこのスタンプがステキ化に向いているかといったことも選定基準とし、コミュニケーションのイメージをより具体化させていきます。
自分たちが考えたイラストやセリフがスタンプになるということで、生徒たちも真剣に投票を行いました。
ランキング発表
第5回の授業では、投票の結果を発表。投票によって選ばれた38個のスタンプを一つ一つ発表していきました。発表のたびに生徒たちからは拍手が上がります。
LINEスタンプ公開
そしてようやく、LINEスタンプを公開。生徒たち自らが考えた選りすぐりのスタンプが「品川女子学院☆パパ&ママのステキ化計画 LINEスタンプ」としてLINEストアに並びました。
夏休みの期間中、生徒たちはこのLINEスタンプを使い、実際にお父さん・お母さんをステキ化するためのコミュニケーションを行います。
実践の結果は、後日レポートでもご紹介します。
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担当:株式会社ミナケア 事業開発部